流行りの「スパイキーショート」！！

数年前までは、重めのマッシュベースやセンターパートがメンズヘアの主流でした。しかし、ファッションのトレンドがY2K（2000年代風）やストリートにシフトする中で、ヘアスタイルにも**「軽さ」と「エッジ」**が求められるようになっています。

スパイキーショートとは、短めにカットした毛先にしっかりと束感と動きを出し、あえて「ハネ」や「散らばり」を作るスタイルのこと。

• 清潔感があるのに、どこか野性的

• 骨格補正がしやすく、誰にでも似合わせやすい

• セット次第でビジネスからストリートまで対応可能

こうした万能さが、おしゃれに敏感なメンズから支持されている理由です。

　 スパイキーショートを成功させる3つのポイント！！

ただ短くするだけでは、昔の「スポーツ刈り」や「ただの短髪」になってしまいます。今っぽく見せるためのポイントは以下の3つです。

① 毛先の「質感調整」

スパイキー（Spiky＝尖った）という名の通り、毛先がツンと尖ったような質感が重要です。美容室では、セニング（すきバサミ）やスライドカットを駆使して、毛先に隙間を作ってもらうのが正解です。

② サイドとバックのバランス

サイドを刈り上げる「ツーブロック」にするか、あえて刈り上げずに短く切り込むかで印象が激変します。

• モード・ストリート派： サイドを低めに刈り上げ、上の髪と馴染ませる。

• ナチュラル派： 刈り上げず、耳周りをスッキリ出すぐらいのベリーショート。

③ 前髪の長さと立ち上げ

前髪を完全に立ち上げる「アップバング」なら男らしく、少し下ろして隙間を作る「透けバング」ならアンニュイな雰囲気になります。

A. 王道の「ストリート・スパイキー」

全体的にかなり短く設定し、ジェルやグリースでツヤを出して仕上げるスタイル。海外のバーバースタイルに近い雰囲気で、Tシャツやスウェットなどのカジュアルな服装にベストマッチします。

B. ニュアンスのある「パーマ・スパイキー」

直毛で動きが出にくい方におすすめなのが、緩めのツイストスパイラルパーマを掛け合わせる手法。無造作な動きが勝手に出るので、朝のセットが格段に楽になります。

C. ハイトーン×スパイキー

金髪やシルバー、あるいはメッシュ（ハイライト）を入れることで、毛束の動きがより強調されます。立体感が強調され、まさに「主役級」の存在感になります。

　 失敗しないスタイリング術！！

スパイキーショートの命は、根元の立ち上がりと毛先の束感です。

1. ドライヤーが8割： 髪を濡らした後、根元をこすりながら色んな方向から風を当てます。この時点で「完成形」の形を作っておくのがコツ。

2. ワックスの選び方： 伸びが良く、セット力の強い「ハードワックス」または「クレイワックス」を選びましょう。ツヤが欲しい場合はグリースを1割混ぜるのもアリ。

3. 付け方のコツ： 枝豆2個分くらいの量を手のひらで透明になるまで伸ばし、後頭部→サイド→トップ→前髪の順で、シャンプーをするようにワシャワシャと馴染ませます。

4. 毛先を「つまむ」： 全体に馴染んだら、最後に毛先を指先でつまんで束を作ります。あえてあちこちに向かせることで、スパイキーな躍動感が生まれます。

5.  

5. まとめ

スパイキーショートは、自分らしさを表現しながら「清潔感」と「男らしさ」を両立できる最強のヘアスタイルです。

「いつもの短髪に飽きた」「マッシュから卒業してイメチェンしたい」という方は、ぜひこの波に乗ってみてはいかがでしょうか？